平素より、M&Aナビをご利用いただきありがとうございます。
今回は『自社の株価や事業承継の緊急度をWeb上で自己診断できる「M&Aナビ しんだんフォーム」』のファーストユーザーである西中国信用金庫様の導入インタビューを掲載いたします。
<実際にリリースしたページ>
Q. M&Aナビ しんだんフォームの導入前に感じていた課題を教えてください
普段の業務を通じて得ている肌感覚として、事業承継や事業売却の潜在ニーズはかなりあると感じています。取引先へのヒアリングの中でも後継者不在の問題や、具体的に何をしたらいいのかわからなくて困っているお話をよく耳にします。
しかし、実際に当庫に相談をいただく割合が非常に少ないという点に課題を感じていました。
<参考:M&Aナビの全国の金融機関への課題ヒアリングより>
また、M&Aによる売却や事業承継を検討する際に、最初に行うことになる「自社株価の算定」ですが、
- 営業担当のスキルに依存し、取引先の問いかけに対して適切に回答することが難しい
- 税理士や仲介会社などの専門家に財務情報を開示することに抵抗を感じられる経営者の方が多い
という課題もありました。
その結果、話が頓挫してしまうことがしばしあったため、より簡易的な方法で外部に資料出さずに第三者による客観的な株価の算定結果を提示できる方法がないかと考えていました。
Q.M&Aナビ しんだんフォームの導入の決め手やポイントを教えてください
単純にWebで問い合わせを受け付けられるページを設けるだけでなく、株価算定や事業承継診断など、利用者が自己診断できる機能が実装されていることが前述した課題にマッチしました。
株価算定の機能では、簡易的な算定ではあるものの取引先が外部に資料を出さずに客観的な算定結果を知ることができます。
事業承継の診断機能では、事業承継準備の必要性を感じつつも、危機感が薄い方に対して、数字で事業承継の緊急度がはっきりと提示できます。加えてデリケートな問題ゆえに担当者から伝えにくいことも、明確かつインパクト強く訴求することができます。
<実際の診断結果の例>
Q.M&Aナビ しんだんフォームの導入までのプロセスで評価したポイントを教えてください
まずM&Aナビさんのスタンス面で、ソリューションありきではなく当庫の課題を理解するところから始める姿勢が印象的でした。
また、導入を決めてからは、手厚く打ち合わせを実施してもらえたことで、システム構築の経験がなくても専門的な内容をしっかりと理解し、納得しながら進めることができました。
毎回の打ち合わせで、工程表やToDoを明確に提示してくれたため、次に誰が何をするのかを逐次把握して、円滑にプロジェクトを進めることができた点も評価ポイントです。
<実際の工程表>
Q.M&Aナビ しんだんフォームはどのような金融機関におすすめでしょうか?
以下に該当する金融機関にはおすすめできると思います。
- 本部の担当者が2名程度で、営業店はあるものの本店支店間の連携が活発ではない
- 支店営業担当などノウハウがなく、まだM&A・事業承継の対応ができていない
- 中小零細の取引先がボリュームゾーンの金融機関
Q.今後、M&Aナビしんだんフォームに期待していることを教えてください
<西中国信用金庫 地域サポート部 開道様(左)、岡村様(右)>
昨今、事業承継問題が深刻なことも、その問題に対して金融機関が果たすべき役割を持っていることも広く認知されているかと思います。
一方で金融機関としてもさまざまな制約や事情を抱えており、現実問題として、なかなか周囲からの期待に応えられずにいる金融機関もあります。
そんな中で西中国信用金庫は、今回の取り組みをきっかけに地域のお客さまの事業承継を「真剣に考えて、実際に行動に移している」ということが、取引先様や世の中に伝わると嬉しいです。
◆ 最後に
実際に公開されたページから、西中国信用金庫様の想いを引用させていただき、締めくくりさせていただきます。
昨今、高齢化や後継者不足が地域の事業者の大きな経営課題となっております。
当金庫は事業承継やM&Aのニーズに対して、公的機関や外部専門家と連携して課題解決に取り組んでいます。
・後継者がいない
・従業員に継がせたい
・M&Aを検討したい
・第三者承継は不安だ
・何から手をつければいいかわからない
・自社の価値を知りたい
以上のこと等にお悩みのお客さまは当金庫にご相談下さい。経営課題の解決策を一緒に考えていきましょう。
以上、ご不明点がありましたら、お問合せからご連絡ください。
<関連リンク>
・自社株価の診断および事業承継の診断無料サービス開始について